
南国フィールド(附属農場)
南国フィールドは、高知市の中心から東へ15km、黒潮洗う太平洋岸から僅か1kmに位置し、夏季高温多雨、冬季温暖多照の気候条件は、暖地から熱帯までの農業に関する教育研究の遂行を可能なものにしている。また物部キャンパス内にあることから、学生の実習、卒論実験及び教員の研究には極めて至便の条件にある。水田4.5ha、畑8.5ha、果樹園1.3haおよびコンピュータ制御温室・ビニールハウス0.5haなど、総面積18haの施設や圃場では水稲、牧草、野菜、花卉および果樹(熱帯果樹含む)などが生産されており、放牧地と畜舎においては約70頭の土佐褐牛が飼育されている。これらのフィールドを利用して全学、農学部全学生を対象とした共通教育、フィールドサイエンス実習および暖地農学コース学生を対象とした専門実習が周年行われており、循環型、環境保全的農業生産を指向した作物、野菜、果樹等の栽培管理、牛の飼育管理や温州みかんのジュース加工および大型機械を含む農機具の操作などについて学んでいる。
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嶺北フィールド(附属演習林)
嶺北フィールドは、農学部から北の方向に車で約1時間、吉野川水系穴内川の上流部海抜660〜1,045mに位置している。面積は127.14ha。森林の大部分は暖温帯上部に位置し、モミ、ツガとカシ類の混交林を自然植生とするが、山の上腹部においては温帯林との推移帯を構成し、単木的にはブナの分布も見られる。面積で60%を占める人工林では林齢68〜73年生の成熟林分もあるが、30〜40年生の占める割合が高い。また、天然生林は、昭和30年代前半まで製炭に利用されていたため、広葉樹ニ次林が多くを占めている。
嶺北フィールドは、フィールドサイエンス実習ならびに森林科学専門実習、森林生産技術実習の場として活用されており、また公開講座や教員・学生の研究の場としても利活用がなされている。そのため、面積がきわめて少ないなかで、各種試験地や自然観察林などを設定し、きめ細かな集約的な森林施業(集約施業林分や長伐期復層林の形成など)のもとで木材生産と自然環境の保全とを調和させた多様な森林づくりを行っている。
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